宮崎1区
宮崎県は九州の南部に位置し大分県、熊本県、鹿児島県に隣接しています。東は太平洋に面しており、漁業が盛んです。また、降水量・日照時間が共に長く、温暖な気候であることから農林業・畜産業も盛んで、宮崎牛は和牛のオリンピックといわれる全国和牛能力共進会において2007年(第9回)、2012年(第10回)と日本一に輝いています。 武井の選挙区である宮崎1区は、宮崎市、国富町、綾町の1市2町から構成されています。宮崎県の中央に位置しており、北に延岡市などの宮崎2区、南に都城市などの宮崎3区があります。
宮崎市
宮崎市は宮崎県の県庁所在地であり、人口は九州・沖縄で7位の中核都市です。宮崎平野の南部に位置し、市の中央を大淀川が流れています。冬は暖かくて雪は降らず、夏は湿度が低くカラッとした暑さです。気候が温暖で安定していることから、毎年2月頃にはプロスポーツチームのキャンプ地として賑わいます。さらに、サーフィンに代表されるようなマリンスポーツや、男女あわせて3つのゴルフのプロツアーが開催されることから、充実した施設も整っています。かつてはハネムーンのメッカとしても栄えたように、数多くの観光資源のある観光都市で、奇岩「鬼の洗濯板」に囲まれた青島などが有名です。日本の神話の舞台となった旧跡地なども数多く存在しています。
国富町
国富町は、宮崎県の中央部にあり、町の南部を九州でも有数の清流を誇る本庄川が流れています。人口は約2万人で、国指定文化財の本庄古墳群があります。また樹齢150年といわれる大坪の一本桜や、不動の滝などが観光地として有名です。地形を生かした法華嶽公園には、510mという日本一の長さを誇る天然芝のグラススキー場があります。他にも、キャンプ場や日本庭園など様々な施設があり、休日は家族連れで賑わいます。主な産業は、農業と先端産業で、特に切り干し大根の生産地として名高く、宮崎県産が全国の生産量のほとんどのシェアを占めており、その約半分は国富町産です。また、世界最大級の太陽電池生産工場を有しています。
綾町
綾町は、宮崎県のほぼ中央に位置する中山間地域で、人口は約7000人です。町面積の約80%が、日本で有数の照葉樹林帯を含む森林で占められています。こうしたことから、自然豊かな環境での穏やかな生活を求め、全国各地から移住者がやってきます。2012年には、国内で5か所目となる生物圏保存地域(通称:ユネスコエコパーク)に登録されています。歩行者専用の吊橋としては日本で2番目の高さを誇る照葉大吊橋や伝統工芸を体験できる綾城、乗馬に挑戦できる馬事公苑などが観光地として有名で、綾照葉樹林マラソンでは毎年多くのランナーがやってきます。全国で初めて有機農業を進める条例を制定したこともあり、地域の自然と農業の調和を重視し、自然生態系の保全につとめています。